右にキタ、左はミナミ 下がソラ、上にミズ 後ろにワタシ、前へカケル。

橋の絵を描きたかったのだと思う。

鴨川や淀川のゆれる水の上を、のびのびと進み、対岸へ向かう。橋が空間に織りなす線と、紙の上の筆の動きが重なる。
橋を渡る時間、彼らはもう一度その構造物の力をなぞっているだろう。
その動きは、不可能性への願いをはらみながら、人々を対岸へ送る。

橋は落ちるものであったということ。
向こう側に届くために造られたその構造物が、水に流され揺れ動かされる。気がついたら渡っていた。
それでも、対岸を目の前に、私たちは橋を造り、渡ることを繰り返す。
橋を演劇で描いてみたいと思う。京都・大阪の橋に協力してもらい、
橋に行き、橋の観察、記録、記憶を通してハシを描くワタシたちの姿を風景に。

2011年11月22日火曜日

12月2日、3日のアフタートークについて。

こんにちは、劇場入りまで、後1週間と迫ってきました!


参加イベントでハシ的おつやを2回経て、新たなる場面が登場して来ています。
ジリジリと、シーンとシーンとの間合を詰めてって、作品を完成へと向かう毎日です。
はい。




さて、「ハシ×ワタシ」
12月2日19時〜の回と、3日15時〜の回の終演後アフタートークを開催します。

12月2日は、今回音楽で共演して頂く、Jerry Gordon氏をお迎えします。
JerryのHP http://moontriangle.blogspot.com/

Gordon氏は、元はアメリカ出身のアーティストで、学生時代は演劇論を専門にしていたとのこと。日本に来てから、大阪のアーティストを中心に音楽とコラボレーションをして来ています。京都でも、三条木屋町のライブハウスUrBANGUILDでダンサーやミュージシャンと頻繁にセッションを行っています。
そのGordon氏に、彼のこれまでの活動や、国籍の違う人々で作品を作ること、
また、大阪の舞台芸術についてお話できたらと思っています。



12月3日15時〜はマレビトの会代表の松田正隆さんにお越し頂きます。
マレビトの会HP http://www.marebito.org/

演出の山口、出演者の大熊、美術の武岡は、およそ2年前2010年に、
なんばの(今は無き)精華小劇場主催公演、「イキシマ」という作品で出会いました。
その「イキシマ」の脚本を執筆した松田さんに、今回トークゲストに来て頂けます。
その後、演出の山口はマレビトの会「HIROSHIMA-HAPCHEON」への出演をしました。
今回の作品も、松田さんと創作をしていた今頃に企画した作品です。
自分でも大きな影響を感じている松田さんと、今回の作品についてお話できたらと思います。


「ハシ×ワタシ」の創作、上演を通して、作品の外、その先の話にまで広がることが楽しみです。


どうぞ、ご予約お待ちしています。







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