右にキタ、左はミナミ 下がソラ、上にミズ 後ろにワタシ、前へカケル。

橋の絵を描きたかったのだと思う。

鴨川や淀川のゆれる水の上を、のびのびと進み、対岸へ向かう。橋が空間に織りなす線と、紙の上の筆の動きが重なる。
橋を渡る時間、彼らはもう一度その構造物の力をなぞっているだろう。
その動きは、不可能性への願いをはらみながら、人々を対岸へ送る。

橋は落ちるものであったということ。
向こう側に届くために造られたその構造物が、水に流され揺れ動かされる。気がついたら渡っていた。
それでも、対岸を目の前に、私たちは橋を造り、渡ることを繰り返す。
橋を演劇で描いてみたいと思う。京都・大阪の橋に協力してもらい、
橋に行き、橋の観察、記録、記憶を通してハシを描くワタシたちの姿を風景に。

2011年11月7日月曜日

メロンの運動会

昨日11月6日はメロンの運動会にハシ×ワタシが出演しました!


フロートは西九条にある、傾いたれんが造りの建物。


ハシ×ワタシ以外に、4組出演したイベントですが、私たちはおそらくグループとしては最年少。なので、トップバッターを切らせて頂きました。

ハシ×ワタシ パフォーマーは、
今村達紀、出村弘美、名越未央、山口惠子
メロンさんからのミュージシャンは、
橋本秀幸さん、橋本達哉さん、田中ゆうこさん、有本羅人さん(飛び入り!)


ミュージシャンの方々は、どなたもすんばらしく、
即興にも慣れていらっしゃるので、私たちの動きと言葉に合わせて、時には挑発もして、
音楽の力で随分盛り上がりました!! ありがとうございました。

お客様も、想像していたより入って頂いて、
初のハシ×ワタシのライブおつやを開催しました。



この「おつや」というのは、ハシ×ワタシで使用している言葉で、
いうなれば、即興の方法です。方法というのもおこがましいのですが。。。
パフォーマーが、相手に反応しながら動く。というルールの元、ハシの説明を行って行くのです。

なので、ハシの話をしているのですが、常に相手に反応しなければならなく、
ライブバージョンになると、ハシを説明しながら音楽にも反応しなければならなくなります。

橋の情景や、内容は、リサーチで行った場所から取って来ています。

毎回、本当に何が起こるか分からないので、ヒヤヒヤです。
が、その瞬間瞬間に反応できれば、お客さんを巻き込んだライブおつやが開催されるのです。

「おつや」というネーミングは不謹慎かもしれませんが、その空間にいる人達皆が、
同じものを共有している。表に現れない、共有の空気で動かされている感じが似ていると思い(俳優の一人の発言により)命名しました。
気を悪くされる方がいませんように。


しかし、14時半に出番が終わり、一日中参加していたのですが、とても濃い
大阪の先輩パフォーマーに圧倒、刺激されました。

終わった後の疲労感は、観客としてのものだったような。

とても気持ちのいい汗を流した秋の一日でした。


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